入力値の多言語翻訳について~第1回:構想~

2010年1月25日 加藤 雄亮 このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

Webサービスを世界的に展開しようとすると、動的な多言語対応が必要となります。現在、UIの多言語表示は、gettext等の形式で予め翻訳データを保持しておき、言語にあわせて表示するという方法がありますが、ユーザーの入力値に対する翻訳機能は考慮されていません。

SNSやQ&A、掲示板などユーザーの投稿内容が主なコンテンツとなるサービスの場合は、入力値を翻訳出来たら使い易い事は間違いありません。

例えば、自分は日本語で入力し、英語圏の人が閲覧する時は「日本語の内容を英語に翻訳して表示する」という事です。

自前で翻訳データを用意する事はほぼ不可能に近いので、より多くの言語に対応したGoogle Translation APIを利用し、何とか出来ないか、という試みです。

Google Translation APIは基本的に、AJAX用のAPIとなっていますが、リクエスト毎に毎回APIをコールして翻訳データを取得するのは効率が悪いので、翻訳データをキャッシュ出来るように、AJAX以外からのRESTful形式で取得を行い、翻訳データをキャッシュする事が現実的だと思います。

翻訳イメージ
現在、Google Translation APIでの翻訳は、まだ発展途上であり正確な翻訳データを得る事は難しいですが、Googleの事ですから近い将来にはさらに精度が上がっている事でしょう。

まだ構想レベルの話ですが、入力値の翻訳が可能となれば、外国語を知らなくても母国語のみで多くの国の人々とのコミュニケーションが可能となります。Webアプリケーションだけで無く、メール等も母国語で送信し、受信側の言語に翻訳して表示するなど、全てのシステムにおける中心的な技術となるのではないでしょうか。